enlightened高齢者インフルエンザ基礎知識(厚生労働省資料)

インフルエンザは、高熱、関節痛、頭痛など、風邪に比べ症状が重いのが特徴で、感染力が強い病気です。大牟田地区では今年は10月初旬よりインフルエンザの発症患者が散見されているとの報告を受けました。若年者と比較して高齢者は、肺炎の併発などを起こしやすく致死的になることがあります。インフルエンザ予防接種によりインフルエンザに罹患する確率、重症化する確率を下げることが証明されています。
ニュースなどを見て御存知の方もおられると思いますが、今シーズンはインフルエンザワクチンが変わります。
昨シーズンまでのワクチンは、A型の2種類とB型の1種類のインフルエンザウイルスに対して効果がありましたが、今シーズンのインフルエンザワクチンは、A型2種類とB型2種類のインフルエンザウイルスに対応しています。

2015-2016年のインフルエンザHAワクチン製造株の内容は、以下の通りです。2013-2014年と比べ、AH3N2の株が変更になり、B型インフルエンザが2種類に増えました。

A型株
A/カリフォルニア/7/2009 (X-179A) (H1N1)pdm09
A/スイス/9715293/2013 (NIB-88) (H3N2)
B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)

今年の新しいインフルエンザワクチンで、インフルエンザを予防をお勧めします。

対象者

(1)接種日当日、65歳以上で市内に住民登録をしていて、現に住んでいる人。
(2)60歳以上65歳未満の人で心臓・腎臓または呼吸器の機能障害およびヒト免疫不全ウイルスにより、免疫の機能に障害が認められる人。(身体障害者手帳五の一級の方)


接種期間

平成27年10月1日から平成28年1月31日

接種場所

医療法人長岡内科医院(予約不要)

接種料金

自己負担 700円

必要なもの

健康保険証、運転免許証等の住所、氏名、生年月日がわかるもの。

接種費用が無料になる方対象者

(1)(2)の人で、生活保護を受給している人は、生活保護証明書を医療機関に提示することにより無料で接種することができます。

【説明】

①発熱している人(体温が 37.5 度以上のとき) ②重い病気にかかっている人
急性の病気で薬を飲む必要のあるような人は、その日は見合わせるのが原則です。
③以前にインフルエンザの予防接種をうけて接種後 30 分以内にひどいアレルギー
反応を起こしたことのある人
④その他、医師から不適当な状態と判断された人
⑤前にインフルエンザの予防接種を受けたとき、2 日以内に発熱、発疹などのアレ
ルギーと思われる症状がみられた人
①心臓病、腎臓病、肝臓病、血液その他慢性の病気で治療を受けている人
②今までにけいれんを起こしたことがある人
③インフルエンザワクチンの成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来の物に対して、
アレルギーがあるといわれたことがある人
インフルエンザワクチンの副反応として、注射の跡が、赤くなったり、はれたり、
痛んだり、また、わずかながら熱が出たり、寒気、頭痛、全身のだるさなどが見ら
れることもありますが、通常 2~3 日のうちに治ります。
①予防接種を受けた後 30 分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医
療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
②インフルエンザワクチンの副反応の多くは 24 時間以内に出現しますので、特に
この間は体調に注意しましょう。
③入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。
④接種当日はいつも通りの生活をし、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
⑤接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返す
嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、医師(医療機関)の診療を受
けてください。

引用元:大牟田市ホームページ健康対策課