大腸癌検診・予防

2015年7月03日

大腸癌検診うけてますか?

成人の死因の第一位は癌です。そして、その過半数が胃癌、大腸癌、肝臓癌といった「消化器の癌」で占められています。
最近では食事の欧米化に伴い特に大腸癌の急増が目立ちます。特に、女性の死亡率の第一位は大腸癌となりました。

早期の大腸癌に症状はない

大腸癌は、症状が出るまでの時間が長い癌です。逆に、大腸癌が大きなり、出血したり、腸がせまくなってから見つかった人の大腸癌はすでに進行していることが多く、他の臓器に転移している可能性が高くなります。大腸癌は、「検診しない限り早期には見つからない癌」で、症状がない段階で診断することが重要です。早期に発見出来れば、大腸癌は内視鏡で治療ができる病気です。

大腸癌のリスクの高い人

  1. 大腸癌は50歳から増加。
  2. 血縁に大腸癌の方がいる人
  3. 野菜摂取が少なく、運動不足の人、喫煙、飲酒する人4,脂肪・肉類の摂取が多い人

(脂肪のなかでも特に動物性(飽和)脂肪,そして肉類のなかでも特に赤肉(動物性蛋白)の高摂取)

大腸癌予防のポイント

大腸癌は粘膜から微小出血しますので、目に見えない血液が便に混ざってくる確率が高まります。「目で見て便に血が混ざってはいないから大丈夫、症状がないから大丈夫」と考えるのはやめましょう。

便潜血検査を受けることにより、大腸癌の死亡率が33%減少することが報告されています。
便潜血反応が1回でも陽性なら大腸内視鏡をうけましょう。

大腸内視鏡(大腸カメラ)

当院ではは内視鏡挿入時送気せず、主に送水で挿入し、大腸の過進展することを避ける軸保持短縮法という苦痛の少ない挿入法で検査を施行しています。検査を受けた人は、前回の検査よりも楽だった、思ったより大腸の検査は簡単であったといわれる患者が多くおられます。

消化器内科医全体の挿入技術や内視鏡機器は進歩していますので、一昔前よりも検査の苦痛は軽減していますので大腸内視鏡をうけたことのない大腸癌リスクのある人は検査を受けることをお勧めします。

大腸ポリープをとることで大腸癌を予防しよう

ほとんどの大腸癌はポリープから生じてきます。
大腸のポリープを定期的に取ってポリープのない腸、クリーンコロンにしておくことで大腸癌になる率を76~90%下げることができると報告され、それにより大腸癌による死亡率が低下することが判明しました。

最近ではポリープをとる方法も安全でより合併症が少なくなり、日帰りでも多数のポリープ切除が可能となってきています。
当院でも可能な限りポリープは切除する方針としています。

クリーンコロンを目指すことで、当院では大腸癌を大牟田地域から減らす努力をしています。

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