胃カメラの検査はえずきそうで苦手な方が多いと思います。そのため嘔吐反射を軽減するために経鼻内視鏡が開発され、苦痛を軽減した検査が可能となってきています。

しかし、女性などで鼻腔が狭い方や、鼻からの挿入にどうしても抵抗がある方も多いと思います。

経口内視鏡の特殊なマウスピースで経鼻内視鏡と同様に嘔吐反射がおきにくく、楽に検査ができる器具が岡山大学、株式会社トップなどにより開発されました。
 
 

この特殊なマウスピースの特徴

 
  1. 小型化しくわえやすく、固定しやすい。
  2. ソフトチューブを取り付け上方へカーブさせ、スコープの舌根への接触を防止し嘔吐反射を回避できる。
  3. マウスピースとチューブの間に舌圧子を取り付け、舌を圧迫し、舌根に触れにくくなる
  4. 内視鏡の挿入部がチューブで固定されることにより、いわゆる「腰」ができ、内視鏡操作がより簡便となる。
 
当院ではカメラを受ける方と相談をした上で経鼻からか経口からかの検査を決定させていただきます。またどちらからの検査でも5㎜の極細の内視鏡を使用できます。